歯をできる限り削らないため
に精密な診断を行う
世界基準の評価法「ICDAS」で、
なるべく削らない虫歯治療を
従来の治療では、虫歯の状態を5段階で評価し「虫歯になったら歯を削る」のが一般的でした。当院では世界基準である「ICDAS」に基づき、虫歯を7段階で評価しています。これは、適切な診断を行うことで患者さまの大切な歯をなるべく削らずに残す「MI治療」を実践するためです。
まず、ICDASに基づいて患者さまのお口の状態をしっかりと確認し、初期の虫歯であれば予防処置を施して経過観察します。虫歯は多因子性疾患であり、細菌だけでなく、唾液や食習慣などとも深く関連します。当院では虫歯を治すだけでなく、虫歯をできにくくする口腔内環境を作るべく、患者さま一人ひとりに合った虫歯予防をご提案します。
「歯を残したい」「多く削りたくない」とご希望でしたら、世界基準の評価法で患者さまの歯をお守りする虎ノ門駅徒歩3分の歯医者「虎ノ門ヒルズ駅前歯科」にお任せください。
精密な診断で歯を削る・
削らないを適切に判断します
レントゲンやダイアグノデントペンにより虫歯の進行度から判断
当院ではさまざまな機器を用いて、虫歯の進行度を測定します。まず、レントゲンを用いて歯の中や歯と歯の間、詰めものや被せものの下など肉眼では確認できない部分を調べます。
さらに、ダイアグノデントペンという低出力のレーザー光を用いて、虫歯の進行度を測定します。これまで虫歯を数値で診査・診断するシステムは確立されていませんでした。ダイアグノデントペンを用いて「削るべき虫歯」か「削らずに予防により進行を遅らせることのできる虫歯」なのかを確認します。従来の診査方法だけでは経時的な状態を把握できないため、治療のタイミングが判断できないだけでなく、患者さまに状況を理解していただくことが可能となりました。
お口の中を診て虫歯の活動性から判断
患者さまのお口の中を診て、虫歯の活動性を確認します。プラークが停滞しやすい部位も見逃すことなく、歯の表面の滑らかさ、歯の色味、被せものは粗造ではないか、歯ぐきに炎症はあるかなどをチェックして、虫歯が進行中または進行を停止している状態なのかを診査します。そのうえで歯を削るべきか、削るならどの程度になるかを判断していきます。
虫歯治療における4つのポイント
ポイント①:初期虫歯は削らず再石灰化
初期の虫歯は、穴が空く前の段階で削らずに虫歯の進行を遅らせることが可能です。歯の再石灰化を促すため、低粘度の光重合型レジンである「ICON」という薬剤をしみ込ませて治療します。歯の表面からミネラルが溶出し初期の脱灰を起こしている部位に作用し、ミネラルの溶出を防ぎ、虫歯の進行を防ぐ効果があります。また、ホワイトスポットが気になる、歯の白い部分が気になる方にも効果のある治療です。お気軽にご相談ください。
ポイント②:虫歯になりにくいセラミック素材を採用
セラミックは、唾液や温度変化による影響を受けにくい歯科素材です。成分の溶け出しや色調の変化がないため、汚れが溜まりにくく長持ちします。治療後の虫歯再発を抑え、長期的な健康を考えるならばセラミック素材はおすすめです。
ポイント③:神経を残す歯髄保存療法にも対応
神経にまで達した深い虫歯も、ケースによっては神経を取る治療(抜髄)を回避することができます。当院では、マイクロスコープを用いて菌に感染した神経(歯髄)のみを的確に除去。細胞活性化や象牙質再生を促すMTAセメントで残った歯髄を覆って保護することが可能です。
ポイント④:エクストルージョン法で歯を残す
エクストルージョン法は、矯正治療の一種で歯を抜かない治療法です。天然歯や被せものが折れて、歯根だけが歯ぐきに残っているケースでは抜歯が一般的です。エクストルージョン法ならば歯ぐきに残った短い歯根を引き上げ、被せものをして歯を残したまま治療できます。
歯のクリーニングで虫歯予防を
虫歯予防には毎日のブラッシングが効果的ですが、磨きにくい箇所にはどうしても汚れやプラークが溜まってしまいます。しっかり磨いているつもりでも虫歯になることは珍しくありません。当院では患者さまの大切な歯を虫歯から守るため、歯科医院での定期的なクリーニングをおすすめしています。
奥歯や歯周ポケットの汚れを除去するPMTC、歯の再石灰化を促すフッ素やシーラントの塗布を行って虫歯を予防します。