ブログ

TRANOMON HILLS Station
Front Dental Clinic

自費診療と保険診療の違いって何?~クリーニング編~

こんにちは、虎ノ門ヒルズ駅前歯科、歯科衛生士の鈴木です。
今回のコラムでは、自費診療と保険診療のクリーニングの違いについてお話しします。
クリーニング(メインテナンス)は、お口や歯の健康を守るために、とても重要です。歯の健康は私たちの全身の健康と密接に関連しています。定期的なクリーニングは、歯垢や歯石を取り除くことで、歯肉炎や歯周病のリスクを低減する助けになります。また、虫歯を作りにくくするだけでなく、初期の虫歯を見つけることで削らずに進行を抑制することも可能です。また、クリーニングを受けることで、歯科医師や歯科衛生士との定期的なコミュニケーションが生まれます。これによって、自分の口腔健康に関するアドバイスや注意点を受けることができ、より良い歯のケア方法を学ぶことができます。将来的な歯の問題を未然に防ぐことができ、健康な歯、美しい笑顔やしっかりとした噛み合わせを保つために定期的なクリーニングを歯科医院で受けられることをお勧めしています。しかし、患者さまそれぞれで適したクリーニング方法は異なります。当院では、歯とお口の健康を守るために、保険診療でのクリーニングと、自費診療でのクリーニングと、各プランをご用意しております。患者さま一人一人にオーダーメイドなクリーニングプランを立ててみませんか?

●予防歯科ってなに?

●予防歯科ってなに?

予防歯科の重要性はご存じでしょうか? 歯は、年齢を重ねるごとに欠けたりヒビが入ったり、割れてしまう、脆くなる、抜けてしまうなどトラブルが発生しやすくなります。親知らずを除くと永久歯は全部で28本ありますが、日本人の平均残存歯数は80歳時点での15本程度です。早いうちから予防歯科を行うことは、自分の歯を長く残し、健康で豊かな人生を送ることにつながります。
また、虫歯や歯周病はブラッシングでは防げないと思われるかもしれませんが、予防歯科ではプロフェッショナルによるクリーニングや患者さまが行う正セルフケアなど正しいブラッシング方法を丁寧にお伝えします。予防歯科は虫歯や歯周病になるのを未然に防ぎ、お口の健康を長持ちさせることにも大きく貢献します。予防歯科をしっかりと行うことで、歯の健康を長く守ることができるのです。
虫歯や歯周病は、再発する可能性が高い病気です。そのため、当院では、定期管理型の予防歯科をご提供しお口の健康をお守りしています。
定期管理型予防とは、患者さまのお口のデータを定期的に取り、その変化を見ながら予防を行う方法です。例えば、定期検診ではお口の異常を発見できた場合に治療を行い、ダメージを最小限に抑えます。しかし、定期管理型予防ではお口の状態の変化を把握し、想定できるリスクを患者さんに知ってもらったうえで、歯科医師と二人三脚で予防していきます。つまり、定期管理型予防は問題が起きないように管理・予防する「予防歯科」と言えます。

●保険診療のクリーニング

●保険診療のクリーニング

保険診療のクリーニングでは、虫歯や歯周病の治療の一環として、ルールに沿って歯石除去や歯面研磨を受けていただく事ができます。健康保険の規制により保険診療のクリーニングでは、歯周病などの治療として扱う場合にのみ適用されます。つまり、予防目的または審美目的でのクリーニングは原則保険を適用することはできません。
治療を目的としているということもあり、初診で来院されたその日に保険診療のクリーニング行えるわけではありません。処置前には検査があり、料金には「検査料」や「レントゲン撮影料」「初診料」なども含まれることがあります。
クリーニングの内容としては、歯石除去がメインとなります。保険診療では保険のルールに従って、限られた治療範囲、材料が適用されるため、処置内容の自由度が下がります。また、1ヶ月の間に受けられる処置内容に制限がある場合もありますので、複数回受診いただく事もあります。

保険診療でクリーニングを受けるメリットは、治療費の一部が公的な保険から補助されるため、負担が軽減されることです。また、基本的な治療や健康に関わる処置がカバーされることもあります。3割負担の方で、一回の処置でおおよそ3000円~5000円ほどご負担いただいております。

●自費診療のクリーニング

●自費診療のクリーニング

自費診療でのクリーニングのメリットは、保険診療では受けられない高度なケアや審美的な治療が可能なことです。また、保険診療では、予防歯科は原則適応外です。健康な状態や未病( 発病には至らないものの健康な状態から離れつつある状態。 自覚症状なく、検査で異常がみられる場合と、自覚症状があっても検査では異常がない場合に大別されます。)のうちから、自費のクリーニングを受けていただく事で、疾患の発症を抑える事が可能です。歯の着色が気になる、歯面がザラザラするので磨いても汚れがつきやすい、など保険診療で可能なクリーニングでは正直十分とは言えません。そんな保険診療ではカバーできないケアが自費診療では可能です。

●当院のクリーニングに関する自費診療プラン

●当院のクリーニングに関する自費診療プラン

自費診療のクリーニングでは、患者様の希望やお悩みにそって自由にプランを組み合わせる事が可能です。もし、ご自身に必要なケアがわからなければご相談ください。下記以外にも、ご希望に合わせてクリーニングすることも可能です。
保険診療では、順を追って検査や歯磨きのチェック、歯石除去等、保険診療のルールに沿って何度か通っていただく必要がありますが、自由診療のクリーニングでは、通院回数を短縮することや、患者さま一人ひとりに合った方法でクリーニングを行えます。
「一回の通院でお口全体の汚れを落としたい!」「歯をもっとツヤツヤにしたい!」「着色汚れをきれいにしたい」など様々な要望に応えることができます。

クリーニング:6000円(税込)
エアフロー:8,800円(税込)…エアフローとは非常に細かい粒子のパウダーを空気圧で吹き付け、歯ブラシでは除去しきれないバイオフィルムや着色、タバコのヤニなどの除去を行う機器です。

●まとめ

このように保険診療と自費診療では、クリーニングのできる内容が異なりますので、ご自身のお口の中の状態や、ご自身が気になる内容によって使い分けることをお勧めします。歯の健康を守るために、定期的なクリーニングは欠かせません。歯垢や歯石を取り除くことで歯肉炎や歯周病のリスクを軽減し、美しい笑顔と健康な歯を保つことができます。予防歯科、特に当院では「定期管理型予防」を行い、患者さま一人一人にどのようなリスクがあり、定期的に必要な検査、クリーニングなどについてもオーダーメイドでクリーニングや予防ケアプランを立てさせて頂きます。ただし、自費診療のクリーニングは全額自己負担となるため、保険診療に比べて保険給付が受けられないため、費用が高くなります。保険診療でできる検査、クリーニングを行いながら、プラスアルファで必要なクリーニングを自費診療で選択されることをお勧めします。どんなクリーニングをしたらいいかわからない、これまで虫歯ができるたびに歯医者に行って治療をしてきたが、自分に合った予防プランを聞いたことがない方はぜひご相談ください。

 虎ノ門の歯医者
「虎ノ門ヒルズ駅前歯科」

〒105-0001
東京都港区虎ノ門1-21-19 東急虎ノ
門ビル1F
Tel:03-3500-3630

診療時間 月  10:00~18:30
火  10:00~19:30
水  10:00~19:30
木  10:00~18:30
金  10:00~18:30
土  10:00~13:00/14:00~17:00 ※不定期
休  診 日曜・祝日