インビザラインとは?治療できる歯並びやメリット、治療の流れを解説
こんにちは。東京都港区、「虎ノ門ヒルズ駅」より徒歩1分にある歯医者「虎ノ門ヒルズ駅前歯科」です。
インビザラインとは、透明なマウスピースを使用して歯並びを矯正する治療法です。ワイヤー矯正と異なり、目立ちにくく取り外しが可能な矯正方法として注目を集めています。
本記事では、インビザラインがどのような歯並びに対応できるのかについて解説します。メリット・デメリットや治療の流れもご紹介するので、インビザラインを検討している方はぜひ参考にしてください。
インビザラインとは?
インビザラインとは、透明で薄いマウスピースを使用して歯並び・噛み合わせを整える治療です。マウスピースは一人ひとりの歯並びに合わせてオーダーメイドで作成され、定期的に新しいものに交換することで徐々に歯並びを整えていきます。
インビザラインの最大の特徴は、マウスピースが目立ちにくい点です。装着していてもほとんど目立たないため、日常生活に支障が少なく、人前に出る機会が多い方でも取り入れやすいでしょう。
また、取り外しが可能で、食事や歯磨きもいつも通りおこなうことができます。口内を衛生的に保ちやすく、虫歯や歯周病のリスクもワイヤー矯正と比較して少ないです。
インビザラインは、軽度から中等度の歯並びの乱れに対応できる治療法です。ワイヤー矯正と比較すると、適応症例が限られているので注意が必要です。複雑な治療が必要な場合は、インビザラインの適応外となりワイヤー矯正をすすめられるケースも少なくありません。
インビザライン治療を検討する際は、歯科医院を受診して医師に相談するようにしましょう。
インビザラインのメリット
インビザラインには、目立ちにくい見た目以外にもさまざまなメリットがあります。インビザラインのメリットは以下の4つが挙げられます。
- 審美性が高い
- 着脱できる
- 痛みや違和感が少ない
- 金属アレルギーの心配がない
それぞれ解説します。
審美性が高い
インビザラインは、薄く透明なマウスピースを使用するため目立ちにくい特徴があります。審美性を保ったまま、歯並び・噛み合わせを整えることができます。
とくに、接客業や営業など人前に出る機会が多い職業の方にとって、見た目を気にする必要がない点は大きなメリットになるといえるでしょう。
着脱できる
インビザラインのマウスピースは取り外しが可能です。食事や歯磨きの際には取り外せるため、食べ物が装置に引っかかったりブラッシングに工夫が必要になったりすることもありません。
インビザラインは、ワイヤー矯正と比較して口の中を管理しやすいため衛生的に矯正を進めることができます。口内環境を良好に保ちやすいため、虫歯や歯周病のリスクも軽減されるでしょう。
痛みや違和感が少ない
インビザラインで使用するマウスピースは薄いため、装着した際の違和感が少ないです。ワイヤー矯正の場合、ブラケットやワイヤーを使用するため、頬などの粘膜に装置が当たると痛みが出たり口内炎ができたりする場合があるでしょう。
また、ワイヤー矯正は矯正力が強いため、装置を付けた直後や調整した際に痛みや違和感が出やすいです。インビザラインは、マウスピースとご自身の歯とのズレを利用して歯を移動させるため、1枚のマウスピースでかけられる矯正力に限りがあります。
少しずつ歯並びを整えていくため、痛みや違和感を抑えながら治療を進めることが可能です。
金属アレルギーの心配がない
インビザラインは金属を使用しないため、金属アレルギーのある方やリスクを心配される方でも治療を受けられます。インビザラインのマウスピースはプラスチック製で、金属を使用していないためアレルギーを起こすリスクが低いです。
アレルギー体質でワイヤー矯正に不安がある方でも、インビザラインであれば安心して矯正治療を受けられます。
インビザラインのデメリット
インビザラインはメリットが大きい治療法ですが、デメリットもあります。インビザラインを選択する際は、デメリットも理解することが重要です。
インビザラインのデメリットは、以下の4つです。
- 治療費が高額になる
- 適応症が限られる
- 自己管理が必要
- 一時的に発音に支障がでる
それぞれ解説します。
治療費が高額になる
インビザラインをはじめ、矯正治療は保険適用外の自由診療になるため費用が高額になります。歯科医院によっては、通院のたびに調整料などが別途必要な場合もあるでしょう。
トラブルにつながらないように、料金形態についてはカウンセリングの際にしっかりと確認しておきましょう。
適応症が限られる
インビザラインは、ワイヤー矯正と比較して適応症例が限られます。歯並びの乱れが重度な方や、骨格から矯正する必要のある方は、インビザラインでは対応できないケースがあるため注意が必要です。
ただし、インビザラインで対応できない症例でも、ワイヤー矯正であれば対応できる場合があります。ご自身の歯並びがインビザラインで治療できるか気になる方は、歯科医師に確認してもらうといいでしょう。
自己管理が必要
インビザラインは取り外しできるため、自己管理する必要があります。1日20時間以上マウスピースを装着し、1〜2週間程度で新しいマウスピースへの交換を行わなくてはいけません。
指示どおり使用しないと、インビザラインの効果が減少します。装着時間や交換時期を守ることができない場合、治療計画と実際の歯の動きがズレて治療期間が延びることがあります。マウスピースの再作成が必要になり、追加の費用が発生する可能性もあるでしょう。
一時的に発音に支障がでる
インビザラインではマウスピースを装着するため、初めて装着した際に発音に影響が出ることがあります。数日から1週間程度で慣れることが多いですが、早く慣れるためには苦手な発音を練習する必要があるかもしれません。
インビザラインで治療できる歯並び
インビザラインで治療できる症例は、軽度〜中度の歯並びの乱れに限りますが、他のマウスピース矯正と比較して幅広い症例に対応することが可能です。歯を大きく動かす必要のある抜歯矯正も、対応できる場合があります。
インビザラインで治療できる不正咬合は、以下の通りです。
- 出っ歯
- 受け口
- 叢生
- 過蓋咬合
- すきっ歯
- 交叉咬合
インビザラインは、多くの症例に対応できる治療法です。上記の症例でも、骨格に問題がある場合や症状が重度の場合、インビザラインでは対応できないことがあるため注意しましょう。
ご自身の歯並びがインビザラインの対象になるのか気になる場合は、歯科医院を受診して確認してもらうといいでしょう。
インビザラインの治療の流れ
インビザラインの一般的な治療の流れは、以下のとおりです。
- カウンセリング
- 精密検査
- 治療計画の説明
- インビザラインの治療開始
- 矯正期間・定期チェック
- 保定期間
それぞれ解説します。
カウンセリング
インビザラインを始める前に、カウンセリングをおこないます。ご自身の歯並びの状態や理想の歯並びなど、治療の希望を確認します。インビザラインのメリットやデメリット、おおよその治療期間や費用などの説明もあるでしょう。
カウンセリングの際に、インビザラインに対しての疑問なども質問しておくと安心して治療を受けられます。
精密検査
口内の状態を確認し、インビザラインの適応症か診断するために歯型をスキャンしていきます。必要に応じて、顔や口内の写真撮影、歯型の採取などを行って資料を集めます。
集めた資料をもとに、歯科医師がインビザラインの適応症か診断し、詳細な治療計画を策定します。
治療計画の説明
策定した治療計画を説明します。治療完了後の歯並びや噛み合わせの状態、治療完了までの歯の動きのシミュレーションなどを一緒に確認していきます。
具体的な治療期間や費用の説明も、この段階でされることが多いです。治療計画に納得できたら、インビザラインの治療を開始していきます。
インビザラインの治療開始
治療計画に納得できたら、マウスピースの発注をおこないます。インビザラインでは、マウスピースを発注すると治療完了までのすべてのマウスピースを一括で作成します。2週間前後で歯科医院に届くので、受診して装着方法や注意点を確認して治療を開始します。
矯正期間・定期チェック
1か月に1回程度通院して、マウスピースをしっかりと装着できているか、歯の動きが計画どおり進んでいるかなどを確認してもらいましょう。必要に応じて、マウスピースの調整が行われることもあります。
保定期間
インビザラインによる歯の移動が完了したら、歯の位置を安定させるための保定期間に入ります。保定装置を使用して、理想の歯列が定着するのを待ちます。
保定期間中も、後戻りなどのトラブルが生じていないか確認してもらうために定期的に歯科医院を受診します。
まとめ
インビザラインとは、歯並び・噛み合わせを整えるマウスピース矯正のひとつです。薄く透明なマウスピースを使用するため、審美性を保ちながら治療することができます。
また、取り外しが可能なため、食事やブラッシングなど日常生活に支障が出にくい点もメリットです。インビザラインは、マウスピース矯正のなかでも適応症例が幅広いため人気のある治療法です。
インビザライン矯正を検討されている方は、東京都港区、「虎ノ門ヒルズ駅」より徒歩1分にある歯医者「虎ノ門ヒルズ駅前歯科」にお気軽にご相談ください。
当院は、妥協なき歯科医療を目指して幅広い治療に対応しています。虫歯・歯周病治療や精密根管治療、生体親和性、インプラント、矯正治療など、さまざまな診療を行っています。