セラミックの歯にかかる費用は?費用が高い理由や費用負担を抑える方法も
こんにちは。東京都港区「虎ノ門ヒルズ駅」より徒歩1分にある歯医者「虎ノ門ヒルズ駅前歯科」です。
歯科治療の中でも、セラミック歯は見た目の美しさと機能性を兼ね備えた選択肢として多くの方に選ばれています。
しかし、その費用の高さに戸惑う方も少なくありません。「費用を抑える方法はないの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
本記事では、セラミック歯の具体的な費用や、高額な理由について詳しく解説します。また、費用負担を軽減するための方法についても取り上げるので、治療を検討されている方はぜひ参考にしてください。
セラミックの歯のメリット・デメリット
ここでは、セラミックの歯のメリット・デメリットについて解説します。
セラミック歯のメリット
セラミックの歯のメリットは、以下のとおりです。
審美性が高い
セラミックは透明感があり、光を透過する性質を持っているため天然歯に非常に近い見た目を再現できます。メタルボンドという素材以外は金属を使用していないため、アレルギーの心配もありません。
耐久性が高い
正しいメンテナンスを行えば、セラミック歯は非常に長持ちします。強度も高く、日常生活での咀嚼にも十分耐えられるでしょう。
保険診療で使用されることが多いコンポジットレジン(歯科用プラスチック)と比べて、耐久性が高いです。
汚れが付着しにくい
セラミックは表面が滑らかなため、プラークがつきにくいです。長期間美しい状態を保てることは、セラミックの歯の大きなメリットでしょう。
また、吸水性が低いためほとんど変色せず、治療時の美しさを保てます。
セラミック歯のデメリット
セラミックの歯のデメリットは、以下の通りです。
費用が高い
セラミック治療には基本的に保険が適用されず、全額自己負担しなければなりません。そのため、治療費の負担が大きくなる傾向にあります。
セラミックは良質な素材で、詰め物や被せ物の製作の際は高度な技術を要します。技術料が反映されることもあり、高額になりやすいのです。
割れることがある
日常的に使用できる耐久性はありますが、セラミックは陶器素材なので強い衝撃を受けると割れる可能性があります。硬い食べ物を無理に噛んだ時や、スポーツで衝突した時など、口元に強い衝撃を受けないように注意しなければなりません。
セラミックの歯にかかる費用
セラミックの歯にかかる費用は、選択する素材や治療範囲によって変動します。ここでは、費用の目安と素材ごとの特徴をご紹介します。
<セラミックの歯にかかる費用>
素材 | 詰め物の費用 | 被せ物の費用 | 特徴 |
---|---|---|---|
オールセラミック | 6〜8万円 | 8〜22万円 | ・100%セラミックなので審美性が高い ・経年劣化しにくい ・割れるリスクがある |
ジルコニア | 5〜8万円 | 10〜20万円 | ・硬度が非常に高い ・審美性・耐久性に優れている ・天然歯より硬いため対合歯を傷つけるリスクがある |
e-max | 4〜6万円 | 7〜10万円 | ・ガラスセラミックを強化した素材 ・透明感が非常に高い ・天然歯と同程度の硬さ |
メタルボンド | - | 8〜15万円 | ・金属フレームにセラミックを焼き付けた素材 ・耐久性 ・審美性を兼ね備えている ・内側の金属の透けることがある |
ハイブリッドセラミック | 2〜4万円 | 3〜8万円 | ・歯科用プラスチックとセラミックを混ぜた素材 ・適度な柔軟性がある ・プラスチックを含むため、他の素材よりも耐久性 ・審美性が低い |
セラミックの歯にかかる費用が高い理由
セラミックの歯の治療が高額になる主な理由は、以下のとおりです。
高品質な材料だから
セラミックは、天然の歯に近い透明感と美しさを持つ非常に高品質な素材です。高品質な材料は製造コストが高く、治療費に反映されることで高額になります。
高度な技術が必要
セラミック歯を製作するには、高度な技術を持つ歯科技工士の存在が欠かせません。熟練した歯科技工士が、患者さまに合わせて人工歯の形状や色調を細かく調整するため、時間と手間がかかります。
また、歯科医師も精密な診断や治療計画を立てる必要があり、高い専門性が求められます。
最新の設備が必要
セラミック歯を作る際には、最新の設備が必要です。精密な設計を行うために必要なものですが、設備の導入や維持に高額な費用がかかるため、それが治療費に影響します。
保険適用外の自由診療である
セラミック治療は基本的に保険適用外の自由診療となるため、患者さまが全額を負担する必要があります。保険治療の場合、材料や施術内容に一定の制限がありますが、自由診療ではその制限がないため、より高品質な治療が可能で、その分費用が高くなるのです。
手間と時間がかかるプロセス
セラミック歯の治療では、初診から完成まで複数回の通院が必要です。治療計画の立案、歯型の採取、技工士による歯の作製、仮歯の調整など、多くのステップが含まれています。各工程にかかる手間と時間が、費用の一部に反映されます。
セラミックの歯にかかる費用負担を抑える方法
セラミック歯の費用は高額ですが、制度などを活用すれば費用の負担を抑えられることがあります。ここでは、治療費を軽減するための具体的な方法を紹介します。
歯科医院を比較する
セラミック治療に限りませんが、自由診療の治療費は歯科医院によって異なります。一般的に、都心部にある歯科医院のほうが費用が高いとされています。そのため、複数の歯科医院でカウンセリングを受け、費用の見積もりを比較してみましょう。
ただし、費用だけでなく、医院の設備や医師の技術力も考慮して選ぶことが重要です。口コミや医院のホームページを確認するのも効果的でしょう。
また、セラミック歯には保証が設けられていることが多いです。相場よりも極端に安く提供している場合、保証がない、セラミックの質が低いなど、何らかの問題があるかもしれません。
セラミックの種類を選ぶ
セラミック素材にはさまざまな種類があり、それぞれ費用が異なります。たとえば、ジルコニアやオールセラミックは耐久性・審美性が高く高額な傾向があります。
ハイブリッドセラミックはプラスチックが含まれるため、他の素材よりも安価に提供している歯科医院が多いです。
デンタルローンを活用する
デンタルローンとは、歯科治療専門のローンです。住宅や車のローンなどより金利が低く設定されていることが多いです。一括で治療費を支払う必要がなくなるので、まとまったお金を用意できなくても治療を受けられます。
また、クレジットカードの分割払いに対応している歯科医院もあります。
ただし、どちらの場合も治療費の総額が増えることがあるため注意しましょう。予算なども考慮して、ご自身に合った方法を選択してください。
医療費控除を活用する
自由診療であっても、医療費控除を利用できることがあります。医療費控除は、1年間の医療費が一定額を超えた場合、確定申告で申告することで税金の還付を受けられる制度です。
セラミック治療にかかる費用自体が安くなるわけではありませんが、還付を受けられれば経済的な負担を減らせるでしょう。受診の際の領収書をしっかり保管しておき、必要な手続きを行いましょう。
まとめ
セラミックの歯の治療費が高額になる主な理由は、使用する材料が高価であること、製作に手間と時間を要すること、歯科医師の技術が必要であることです。自由診療なため、治療費を全額自己負担しなければならないことも大きな要因でしょう。
費用は高額ですが、審美性や耐久性が高いことから、セラミックを選択する方は増加しています。医療費控除やデンタルローンを活用すれば費用の負担を抑えられることもあるので、一度検討してはいかがでしょうか。
セラミック歯で治療すれば、見た目だけでなく日常生活の質を向上させることもできるかもしれません。費用とセラミック歯のメリット・デメリットを正しく理解し、患者さまに合った選択をすることで、理想的な笑顔を手に入れましょう。
セラミックの歯を検討されている方は、東京都港区「虎ノ門ヒルズ駅」より徒歩1分にある歯医者「虎ノ門ヒルズ駅前歯科」にお気軽にご相談ください。
当院は、妥協なき歯科医療を目指して幅広い治療に対応しています。虫歯・歯周病治療や精密根管治療、生体親和性、インプラント、矯正治療など、さまざまな診療を行っています。